集中力を持続させるコツ【集中力の仕組みを理解し、自ら操る】
一度集中して物事に取り組めても、すぐに集中力がきれる。
物事に集中するために、時間がかかる。
集中したいタイミングですぐに集中できない。
など集中力に関する悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
本記事では、メンタリストや作家として活躍するDaiGoさんの集中力に関する著書
『自分を操る超集中力 』の内容をもとに、集中力に関する基礎知識と集中力を持続させるコツをご紹介します。
『自分を操る超集中力 』 では、 ウィルパワーという集中力の源となる力をもとに自分をコントロールすることで、集中力を持続させられると紹介されています。
それでは、ウィルパワーを用いて集中力を持続させる方法について紹介していきます。
ウィルパワーと集中力
ウィルパワーには以下のような特徴があります。
- ウィルパワーは、何かに集中すると消費される
- ウィルパワーは、睡眠をとることで回復する
- 人によって、持っているウィルパワーの総量が異なる
- 同じタスクに集中して取り組んだ場合でも、人によってウィルパワーの消費量が異なる
このような特徴を持つウィルパワーを用いて、集中力を持続させるには、大きく分けて以下の二つのアプローチがあります。
- ウィルパワーの消費量を減らす
- ウィルパワーの総量を増やす
それぞれ具体的に説明します。
ウィルパワーの消費量を減らす
集中力の源であるウィルパワーは、何かしらの判断をするときに多く消費されます。
判断には高い集中力を要するためです。
つまり、ウィルパワーの消費量を減らすためには、日常生活における様々な判断を減らすことがポイントになります。
それでは、日常生活の中で、判断を減らすためにどのようにすればよいでしょうか。
答えは、日常的に行う様々なタスクを習慣化です。
日常的なタスクを習慣化することで、どちらを選んでも大差のない無駄な判断によるウィルパワーの消費を削減します。
使った食器を洗うタイミングを例に説明していきます。
使った食器を洗うタイミングを習慣化していない場合、使った食器を流しに持っていくタイミングで今洗うのか、それともあとでまとめて洗うのか毎回判断する必要があります。
流しの目の前を通ったタイミングでも、洗っていない食器が目に入れば、再度判断を強いられることでしょう。
タスクを習慣化していないと、このような日常的に行うちょっとした判断により、必要のない判断にウィルパワーを消費してしまいます。
一方で、食器は使い終わったタイミングですぐに洗う習慣を持つと、食器を使い終わったタイミングで、不必要な判断なしに食器を洗うことができるため、無駄なウィルパワーの消費することがありません。
食器洗いはあくまで一例ですが、こうした日常生活で行う小さな判断を習慣化することで、無駄なウィルパワーの消費を削減できます。
そして、本当に集中したい物事にウィルパワーを有効活用できるようになります。
ウィルパワーの総量を増やす
人によって持っているウィルパワーの総量が異なると説明しましたが、トレーニング次第でウィルパワーの総量を上げることが可能です。
ウィルパワーの鍛え方は筋トレと同じ要領で、日常的にウィルパワーを使うことで鍛えられます。
ウィルパワーは何かしらの判断をするタイミングで多く消費されます。
そのため、日常的に、本来判断すべき事柄について積極的に判断するように意識し、集中して物事に取り組む習慣を持つことがポイントになります。
集中力を持続させるコツ
長時間集中して、何かに取り組む必要がある場合、以下の集中力の性質をしっかり理解することが大切です。
- そもそも集中力は長時間持続できるものではない
- 集中力はちょっとしたこときっかけで簡単に途切れるもの
それぞれ具体的に説明します。
そもそも集中力は長時間持続できるものではない
人間が本当に集中力を持続できる時間は数分が限界だと言われています。
この数分しか維持することのできない集中力を長時間持続させるためには、タスクを短く区切って、休憩をはさみながらタスクに取り込むことが大切です。
短く区切ったタスクを完了した時点でもまだもう少し続けたいと思えるようになると、休憩後にタスクを開始することが楽しみになり、好循環でタスクを回すことが可能になります。
集中力はちょっとしたことがきっかけで簡単に途切れてしまう
持続させたい集中力ですが、実は集中力はとても簡単に切れてしまいます。
以下のような本当に小さなことがきっかけで集中力が切れてしまうことは多々あるかと思います。
- スマホに新着メッセージの通知が届く
- 気になる音楽が聞こえてくる
- 視界にスマホが入る
- 誰かに声をかけられる
そのため、集中したいときは、自分の集中を阻害する要因を可能な限り減らすことが大切です。
上記の例でいえば、以下のような集中を阻害する要因を排除する工夫が取れます。
- スマホに新着メッセージの通知が届く→スマホの通知をオフにする
- 気になる音楽が聞こえてくる→集中したいときは音楽は聴かない
- 視界にスマホが入る→スマホを視界の外に置く
- 誰かに声をかけられる→一人になれる空間でタスクを行う
集中力は簡単に切れるものだと理解したうえで、適切に対策することがポイントです。
まとめ
- ウィルパワーは集中力の源
- ウィルパワーの消費量を減らし、総量を増やすことで集中力が持続可能
- タスクは短く区切ることで、集中力を最大限に発揮できる
- 集中力を持続させるためには、集中力を阻害するものを事前に排除すると良い
『自分を操る超集中力 』では、集中力に関するより詳しい情報、実践的な内容が紹介されています。
興味を持たれた方は、ぜひご覧になってください。
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