

ヒップホップなどのラップシーンで、Wack(ワック)という言葉を耳にすることはないでしょうか。
よくある使われ方だと、WackなMCという表現で耳にすることが多いのではないかと思います。
本記事では、このWack(ワック)という言葉がどういう意味なのか、どのように使われるのか解説していきたいと思います。
Wackの意味とは?
Wackは、『変な』、『ひどい』という意味の単語になります。
名詞として、Wackを使って、『変人』という意味を表現することもあります。
そのため、ヒップホップなどのラップシーンでよく使われる『WackなMC』という表現は、『ひどいMC』という意味の表現になります。
Wackという言葉は、英語圏の若者がスラングとしてよく利用する単語になります。
Wackが実際に使われているシーン
ただの単語の紹介にとどまっては、つまらないので、実際にWackという言葉が使われているシーンをいくつかご紹介していきたいと思います。
実際にWackという言葉を会話やラップの中で利用したい方は、ぜひ参考にしてください。
海外のラップシーンでのWack(Dax – Wack Ass Rappers)
まずは、Daxという本場アメリカのラッパーの曲、『Wack Ass Rappers』という曲です。
曲名でもWackという言葉が使われていますが、ここでは、『Wack』という言葉単体ではなく、『Wack Ass』という熟語が使われています。
『Wack Ass』は、ほとんど『Wack』と同じような意味で使われているため、『Wack Ass Rappers』で『ひどいラッパー達』、『クソみたいなラッパー達』という意味合いの曲名かと思います。
実際に下記の動画では、約0:22あたりで実際に、『Wack Ass』という表現が使われています。
日本のラップシーンでのWack
海外のラップシーンだけでなく、日本のラップシーンでもWackという言葉が使われているシーンは多々見かけます。
例えば、U-22 MCBATTLE2022 FINALのRunLine vs Bassにて、Bassが『WackなMC』という表現を使っています。
実際にWackなMCという表現を使っているのは、下記の動画の1:55あたりになります。
また、THE FIRST TAKEにて、Awich, SugLawd Familiar, CHICO CARLITOの三名が、SugLawd FamiliarのLonginessのRemixでも、CHICO CARLITOが『WackなMC』の表現を使っていたりします。(下記動画の1:52あたりです。)
基本的に、日本のラップシーンでは、『WackなMC』という表現で『Wack』という言葉が使われていることが多いように見えます。
Wackoという表現で使われることもある
ここからは参考までの情報ですが、『Wack』という言葉と同じような意味で、『Wacko』という言葉も使われいます。
使い方も『Wack』と全く一緒で、『He is a Wacko』で『あいつは変なやつ』といった具合です。
有名ブランドのWacko Maria
Wackが、Wackoと同じ意味だということがわかると、聞き馴染みのある有名ブランドを連想出来る方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうです。
窪塚洋介や木村拓哉などの有名芸能人も着用している『Wacko Maria』のWackoもWackと同じ意味合いの言葉になります。
直訳で、へんてこなマリアといったところでしょうか。
気づかないだけで、色々なシーンでWackという言葉は使われていますね。
『Wack』ってどういう意味?まとめ
本記事では、ヒップホップなどのラップシーンでよく使われる『Wack』という言葉についてご紹介しました。
リリックで使われいる言葉の意味がわかってくると、ラップシーンもより楽しむことが出来るかと思います。
ぜひこれを機会に、Wackという言葉の意味も覚えて、ラップシーンをより楽しめるようになっていきましょう。
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