朝型の生活スタイルになるメリット【脱夜型の人間】
朝に行動した方が夜に行動するよりも生産性が高い、
朝行動する人の方が夜行動する人よりも幸福度が高い、
など、朝型の生活スタイルは夜型の生活スタイルよりも優れているという意見をよく耳にします。
とはいうものの、寝起きは眠たいし、朝早く起きると1日中眠たくなってしまうので、夜型の生活の方が良いという意見にも納得できます。
私もどちらかというと夜型生活の方が良いと考えている人間でした。
今回紹介する『人生の勝負は、朝で決まる』という朝型の生活を推奨する著書は、私が夜型の生活スタイルから、朝型の生活スタイルに変えるきっかけとなった1冊の本です。
本記事では、『人生の勝負は、朝で決まる』という朝型の生活を推奨する著書の内容をもとに、夜型の生活スタイルを朝型の生活スタイルに変更するメリットや基本的な考え方についてご紹介します。
なぜ朝型の生活スタイルが良いのか
筆者は、大きく以下のような理由から、朝型の生活の方が良いと主張しています。
- 体や脳が一番元気な時間帯を自由に使える
- 同じことをしても高い評価を得られる
- 早起きをしてでもやりたいと思えるほど熱中できるものを持つこと自体が良い
脳が一番元気な時間を自由に使える
人間は行動することでエネルギーを消費し、寝ることでエネルギーを回復します。
そのため、寝て起きた後が一番エネルギーを持った元気な状態です。
周りの人の生活リズムと全く合わせる必要のない人なら、何時に起きても、この一番エネルギーのある元気な時間帯を自分の好きに使うことができます。
しかし、そこまで時間の融通が利く人はごく一部でしょう。
大半の人は仕事や学業、家事などで、ある程度時間に縛られた生活を送る必要があります。
行動できる時間帯に制限がある以上、一番体と脳が元気な時間帯を自分のために使うためには、人より早く起きるしかありません。
例えば、人より早く起き、早く出社することで、だれにも仕事を邪魔されずに効率的にタスクを進めることができます。
また、勉強するにしても、朝一に勉強することで、効率的に学ぶことができます。
等しく与えられた朝の一番効率的に脳を使える時間帯を、何かに使うなら、自分のやりたいことに使わない手はありません。
同じことをしても高い評価を得られる
多少の個人差はあるかもしれませんが、早起きは誰しも辛いことです。
早起きが辛いことを誰しも知っているからこそ、その辛さを乗り越えて、朝早くから行動している人は、周りの人から一目置かれます。
たとえ同じことをしていても、朝行動しているというだけで高い評価を得られるわけですから、朝型の生活スタイルになるメリットはかなり大きいと言えます。
早起きをしてでもやりたいと思えるほど熱中できるものを持つこと自体が良い
前節でお伝えした通り、早起きは誰しも辛いものです。
その辛さを乗り越えてでもやりたくなるくらいに何かに熱中することは、それ自体が自分の成長や、目標を達成するうえで、とても大きな力になります。
朝型の生活スタイルになりきれない方は、まずは朝起きてでもやりたいと思えるほど熱中できるものを見つけるところから始めると良いかもしれません。
朝型の生活スタイルになるためにはどうすればよいか
早起きは大変なことですが、以下の3つの観点からアプローチすることで、早起きの負担を軽減させることは可能です。
- 寝つきをよくする工夫
- 睡眠の質を上げる工夫
- 目覚めを良くする工夫
寝つきをよくする工夫
早起きしようと思っても、寝つきが悪い状態で早起きを繰り返していれば、睡眠時間が短くなるだけです。
それでは、いつか体を壊してしまうため、朝型の生活スタイルを維持しようと思ったら、寝つきを良くする必要があります。
起きている間にしっかり頭と体を使う
人間は日中に活動すれば、その分だけ頭や体に疲労が蓄積します。
その蓄積した疲労を睡眠でリセットしているため、疲れていれば自然と眠たくなります。
使ったエネルギーと眠気の度合いは個人差はありますが、夜に自分が疲れて眠たいと感じられるくらい、起きている間に頭と体を使うことは、朝型の生活スタイルを手に入れる第一歩です。
睡眠と生体リズム、ホルモンの関係を理解する
睡眠は、生体リズム、ホルモンと密接に関係しています。
例えば、睡眠を促す効果のあるメラトニンや深部体温のリズム、眠気のもとになる睡眠物質のリズムなどあります。
これらの生体リズムやホルモンの分泌を自分が理想とする朝型の生活スタイルに適したものにすることができれば、朝型の生活スタイルに大きく近づくことができます。
睡眠と生体リズム、ホルモンの関係については、以下の記事に詳しくまとめてありますので、良ければご参照ください。
睡眠の質を上げる工夫
同じ時間寝ていても日によって、疲れの取れ具合が違うということはよくあると思います。
これは、元々寝る前の疲れの度合いが違っていることが原因でもありますが、睡眠の条件が異なっていることが原因でもあります。
寝る4時間前に何かを食べることをやめる
人間は寝ることで体を休めて、疲れを回復させています。
しかし、寝る直前に何かを食べてしまうと、寝ている間に胃袋の中に食べ物が残ってしまい、胃袋はその食べ物を消化しなければならないため、寝ている間もしっかりと休むことができません。
これでは睡眠の質は落ちてしまいます。
寝ている間にしっかり体を休ませるためにも、寝る4時間前からは、食事を控えた方が良いです。
寝る前に換気して空気を入れ替える
短時間で疲労を回復させる点で、酸素カプセルが注目を集めています。
酸素には、体に蓄積した乳酸(疲れや痛み、だるさの原因となる物質)を分解する効果があり、酸素カプセルは、この酸素の濃度を高くすることで疲労回復を促進しています。
酸素濃度を上げることによる疲労回復の促進は、通常の寝室でも可能です。
人間は呼吸をすることで、酸素を取り込み、二酸化炭素を吐き出しているため、換気していない部屋の中では、酸素の濃度が低くなります。
その状態の寝室で寝てしまうと、睡眠時の疲労回復効果は下がってしまうため、就寝前に部屋を換気して酸素濃度をリセットしすることは、睡眠時の疲労回復効果を高める上で重要です。
目覚めを良くする工夫
これまでに紹介した寝つきをよくする工夫、睡眠の質を上げる工夫を生活に取り入れれば、何もしない状態より目覚めはよくなりますが、そこでさらに目覚めを良くする工夫をすることで、朝型の生活スタイルにさらに一歩近づくことができます。
目覚めたら、朝日を浴びながらストレッチする
これは、朝の目覚めを良くする様々な方法論に共通しているものです。
人間は朝日を浴びることで、メラトニンが分泌されて目が覚めるようにできています。
また、ストレッチすることで、全身の細胞が活性化され、体を目覚めさせることができます。
ストレッチは健康面にも効果があるため、朝のストレッチを取り入れて損はありません。
寝起きが良くなるサプリは積極的にとる
寝起きが良くなるサプリには以下のようなものがあります。
- しじみエキス
- 牡蠣エキス
- アミノペプチド
- 総合ビタミン剤
これらのサプリの効果は人それぞれですが、自分の体に合うサプリを見つけることができれば、大きいです。
サプリは無料ではないため、多少のコストにはなりますが、試してみる価値はあります。
まとめ
朝型の生活スタイルになることで、以下のような恩恵を受けられます。
- 脳や体が元気な熟睡後の時間を自分の好きに使うことができる
- 同じことをしても、高い評価を得られる
- 早起きしてでもやりたい何かを持つことは、自分の成長にとても良い
睡眠の質を科学的に改善する方法は以下の記事でご紹介していますので、合わせてご覧いただければ、朝型の生活スタイルに近づけるはずです。
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