メルカリで売れやすい商品は何?【メルカリの商品データを解析して分かったこと】
メルカリに出品している商品が売れない。
よく売れているジャンルの商品を出品しているのに何で売れないだろう。
などメルカリ関連の悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
以前、以下の記事にて、メルカリでは、どのカテゴリーの商品がよく売れているのかを分析しました。
https://shikafo.com/post-264/
前回の記事では、実際に売れた商品のうち、出品時間の新しい商品上位1000商品を分析対象として、よく売れているカテゴリーを分析しました。
本記事では、メルカリで、各カテゴリーごとに出品される商品の数を分析します。
カテゴリーごとの商品の出品数と実際に売れている商品の数が分かれば、そのカテゴリーの商品が売れやすいのかどうかを表す、カテゴリーごとの競争率を計算できます。
早速ですが、分析結果です。
メルカリではどのカテゴリーの商品がよく出品されているのか
前回の記事同様、今回もメルカリの検索機能を使いました。
今回は、出品時間の新しい商品から1191個の商品を抽出して、分析の対象としました。
※計算時間の都合上、分析対象のデータ数を制限しています。特別商品の個数に意味があるわけではありません。
カテゴリー毎の商品の出品数の分析結果は以下のとおりです。
図1. カテゴリー毎の商品の出品数(1191個の商品)
以下は参考情報ですが、前回の記事にて分析した実際に売れている商品をカテゴリー毎に集計した結果です。
図2. 実際に売れた商品のカテゴリー毎の集計結果(1175個の商品)
前回の記事のカテゴリーごとの商品の販売数分析結果と出品数の分析結果を比べてみてみると、ランキングの順位はほとんど変わらないことがわかります。
つまり、よく売れている商品のカテゴリーは、出品数も多いということになります。
これでは、何もわからないので、より詳しく分析します。
例えば、カテゴリーごとの商品の販売数分析結果と出品数の分析結果を見比べてみると、順位はほとんど一緒ですが、カテゴリー毎の比率は異なっていることがわかります。
それぞれのカテゴリーで、「販売数率/出品数率」の値を計算してあげれば、競争率の低いカテゴリー(売れやすいカテゴリー)が見えてきそうです。
各カテゴリーの競争率をまとめた結果が以下です。
図3. カテゴリーごとの商品の売れやすさ(競争率の低さ)
前回の記事にて、よく売れている商品のカテゴリーは、「レディース」、「おもちゃ・ホビー・グッズ」、「本・音楽・ゲーム」、「メンズ」であることがわかりましたが、それらのカテゴリーは競争率がかなり高いことがわかります。
一方で、「チケット」、「スポーツ・レジャー」などのカテゴリーは、販売数自体は低いものの、競争率はとても低いので、これらのカテゴリーの商品はかなり売れやすいことがわかります。
さらに、「コスメ・香水・美容」のカテゴリーは、販売数は多く、競争率は低いので、本当に売れやすいカテゴリーであることがわかります。
細かいカテゴリーで分析するとどうなるか
メルカリの商品のカテゴリーは、「メンズ」-「トップス」-「シャツ」のように3階層のカテゴリーで分けられているものが多いです。
本記事でも前回の記事同様に、1階層目のカテゴリーから順に「大カテゴリー」、「中カテゴリー」、「小カテゴリー」と呼ぶこととします。
「中カテゴリー」、「小カテゴリー」で分析する際には、「大カテゴリー」は異なっていても、「中カテゴリー」が同じカテゴリー商品については、同一のカテゴリーとして見なしています。(「メンズ」-「トップス」、「レディース」-「トップス」の2つを同一カテゴリーとする)
以下が分析結果です。
図4. 中カテゴリー毎の商品の出品数(1191個の商品)
図5. 中カテゴリーごとの商品の売れやすさ(競争率の低さ)
図6. 小カテゴリー毎の商品の出品数(1191個の商品)
図7. 小カテゴリーごとの商品の売れやすさ(競争率の低さ)
小カテゴリーレベルになると、サンプル数がかなり少なくなるため、分析対象のデータを抽出したタイミングによる誤差の影響がかなり大きくなります。
あくまで参考結果としてご覧ください。
「コスメ・香水・美容」では、「健康用品」、「チーク」、「ダイエット食品」が競争率が低く、売れやすいカテゴリーであることがわかります。
「本・音楽・ゲーム」では、「ゲームソフト」や「ゲーム機本体」が競争率が低く、売れやすいカテゴリーであることがわかります。
販売数分析では完全に見逃していましたが、「果物」、「野菜」のカテゴリーもある程度売れているようで、販売数分析の結果では、全体の約2%がこのカテゴリーに該当していました。
メルカリで果物や野菜が売れているイメージはあまりありませんでしたが、そこそこ売れているようです。
まとめ
競争率が低く、本当に売れやすい商品カテゴリーは以下の通り。
- 大カテゴリーでは、「コスメ・香水・美容」、「チケット」、「スポーツ・レジャー」
- 「コスメ・香水・美容」の中では「ダイエット」、スポーツ・レジャー」の中では「サッカー/フットサル」
- 「コスメ・香水・美容」の中では、「健康用品」、「チーク」、「ダイエット食品」
- 「本・音楽・ゲーム」では、「ゲームソフト」や「ゲーム機本体」
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