スプレッドシートのセルのデータ複数のセルに分割する方法

スプレッドシートのセルのデータ複数のセルに分割する方法
Googleスプレッドシートのセルに入力された『,』や『/』で区切られたデータを『,』や『/』区切りで分割したい!

 

Googleスプレッドシートを使っていると、一つのセルに入力された『,』や『/』などの区切り文字で区切られたデータを『,』や『/』などの区切り文字で複数のセルに分割したいというシーンはないでしょうか。

csv形式のデータをGoogleスプレッドシートにコピー&ペーストした時等、このような状況になるかと思います。

 

本記事では、Googleスプレッドシートのセルに入力された、『,』や『/』などの区切り文字で区切られたデータを『,』や『/』などの区切り文字で複数のセルに分割する方法をご紹介します。

 

Googleスプレッドシートで様々な形式のデータを整理する機会のある方は、覚えておきたいテクニックです。

 

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スプレッドシートのセルのデータ複数のセルに分割する方法

早速ですが、Googleスプレッドシートのセルのデータを『,』や『/』などの区切り文字で複数のセルに分割する方法をご紹介します。

 

本記事にてご紹介する方法は、以下の二つです。

  • Googleスプレッドシートのテキストの分割機能を利用する方法
  • GoogleスプレッドシートのSPLIT関数を利用する方法

 

それぞれの方法について、順にご紹介していきます。

 

スプレッドシートのセルの分割(テキストの分割機能)

まずは、Googleスプレッドシートのテキストの分割機能を用いたセルの分割からご紹介します。

 

本記事では、例として以下のような『,』で区切られた値を『,』ごとにセルに分割する方法をご紹介します。

 

テキストの分割機能を用いて、Googleスプレッドシートのセルの内容を分割するためには、分割したいセルを選択した状態で、Googleスプレッドシート上部のメニューから、『データ』、『テキストを列に分割』を選択します。

 

すると、以下のように、区切り文字の『,』を自動的に検出して複数のセルに分割出来ます。

シンプルですが、非常に便利な機能です。

 

デフォルトでは、区切り文字は自動的に検出されますが、自動的に検出した区切り文字が想定通り出なかった場合は、区切り文字のプルダウンをクリックすることで、下記の通り、区切り文字を変更することが出来ます。

 

通常の状態では、比較的区切り文字として利用頻度の高い、カンマ、セミコロン、ピリオド、スペースを区切り文字として設定することが出来ます。

これら以外の文字が区切り文字として使用されている場合には、『カスタム』を選択し、下記のポップアップにて、設定したい区切り文字を入力すれば、その区切り文字でセルを分割することが出来ます。

 

デフォルトの状態で選択することの出来ない『/』などが区切り文字として使われている場合は、カスタムを利用しましょう。

 

スプレッドシートのセルの分割(SPLIT関数)

次は、GoogleスプレッドシートのSPLIT関数を用いたセルの分割をご紹介します。

 

こちらでも先程と同様に、例として以下のような『,』で区切られた値を『,』ごとにセルに分割していきます。

 

SPLIT関数は、指定した文字の前後でテキストを分割する関数です。

 

使い方はシンプルで、下記のように記述します。

任意のパラメータとして設定可能な、各文字での分割と空のテキストを削除は、いずれもデフォルトではTRUEが設定されています。

=SPLIT(分割したい文字列, 区切り文字, [各文字での分割], [空のテキストを削除])

 

 

実際にSPLIT関数を用いて、区切り文字を『,』として複数のセルに分割すると、以下のようになります。

 

『1,2,,4,5』を分割した際の結果が、Googleスプレッドシートのテキストの分割機能を用いた際と異なっていることが分かります。

テキストの分割機能を利用した際は、区切り文字の『,』が連続した場合も、その間に空の値があるものとしてセルを分割していましたが、SPLIT関数を用いた場合は、区切り文字の『,』が連続した箇所の間には値が存在しないものとして分割されていることが分かります。

 

上記の結果につながっている要因がデフォルトでTRUEに設定されていた4つ目の『空のテキストを削除』のパラメータになります。

=SPLIT(分割したい文字列, 区切り文字, [各文字での分割], [空のテキストを削除]

 

SPLIT関数でも、区切り文字の『,』が連続した場合に、その間に空の値があるものとしてセルを分割するためには、4つ目の『空のテキストを削除』に『FALSE』を設定する必要があります。

 

デフォルトではTRUEに設定されているSPLIT関数の3つ目のパラメータ『各文字での分割』は、区切り文字に複数の文字を設定した場合に使用パラメータです。

SPLIT関数の区切り文字に、『,/』と設定した場合、SPLIT関数では、『,』と『/』の二つの文字を区切り文字として扱います。

 

SPLIT関数の区切り文字に、『,/』と設定したときに、区切り文字を『,』と『/』の二つではなく、『./』という文字列に設定したいときに使うパラメータが、3つ目のパラメータ『各文字での分割』です。

『各文字での分割』を『FALSE』にして、区切り文字を『./』という文字列に設定した場合の結果が下記です。

確かに『,/』と連続して入力されている箇所のみ区切り位置として分割されていることが分かります。

 

SPLIT関数では、Googleスプレッドシートのテキストの分割機能より、分割方法を詳細に設定出来ることがわかります。

簡易的にセルの値を分割したいのであればテキストの分割機能を利用し、より細かい分割を希望する場合は、SPLIT関数を使用するのが良いかと思います。

 

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スプレッドシートのセルのデータ複数のセルに分割する方法まとめ

本記事では、Googleスプレッドシートでセルのデータを複数のセルに分割する方法についてご紹介しました。

スプレッドシートでデータを整理する際には、知っておくと作業効率を向上させることが出来るテクニックです。

Googleスプレッドシートでデータを整理する頻度の高い方は、マスターしておきましょう。

 

本サイトでは、本記事の他にもGoogleスプレッドシートに関する便利知識、作業を効率化するテクニックをご紹介しています。

以下にGoogleスプレッドシート関連の記事をまとめておりますので、Googleスプレッドシートの作業効率化に興味のある方は、合わせて参照ください。

 

 

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