Chromeでのダウンロード先を変更、指定先に自動的に振り分ける方法

  • 2021.06.17
  • 2022.12.07
  • IT
Chromeでのダウンロード先を変更、指定先に自動的に振り分ける方法
Google Chromeでダウンロードするファイルの格納先を
『C:\Users\[ユーザー名]\Downloads』から別のフォルダに変更したいな。
ファイルをダウンロードするたびにフォルダの格納先を指定するのは手間だから、デフォルトの設定を変更できると良いんだけど。

 

Google Chromeでファイルをダウンロードする場合、デフォルトでは、ファイルのダウンロード先は、『C:¥Users¥username¥Downloads』([ユーザー名]は環境により異なります。)に設定されています。

 

しかし、C, Dドライブ複数のディスクを利用しており、Cドライブの容量が逼迫している場合など、Google Chromeでのファイルのダウンロード先を変更したい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ファイルをダウンロードする際に表示されるダウンロード先フォルダを指定するウィンドウにて都度設定すれば、デフォルトのダウンロード先以外にファイルをダウンロードすることも出きますが、都度設定するのは手間です。

 

本記事では、Google Chromeでのデフォルトのファイルのダウンロード先を変更する方法、ダウンロードするファイルの形式やダウンロード元のサイトの情報を元に自動的にファイルのダウンロード先を振り分ける方法をご紹介します。

 

本記事にてご紹介する方法を利用することで以下のようなことが出来るようになります。

  • Google Chromeでのファイルのダウンロード先を変更する
  • zipファイルをダウンロードする場合のダウンロード先は、『D:\downloads\zip』とする
  • Youtubeからファイルをダウンロードする場合のダウンロード先は、『D:\downloads\youtube』とする

 

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Google Chromeのファイルのダウンロード先を変更する

Google Chromeでのファイルのダウンロード先は、デフォルトの状態では、『C:\Users\[ユーザー名]\Downloads』([ユーザー名]は環境により異なります。)に設定されています。

 

このGoogle Chromeでのファイルのダウンロード先は、Google Chromeの設定から変更することが出来ます。

Google Chromeのウィンドウ右上の『︙』ボタンをクリックし、『設定』ボタンをクリックし、Google Chromeの設定画面を開き、

 

Google Chromeの設定画面左側の『詳細設定』ボタンをクリックして表示されるメニューから『ダウンロード』をクリックします。

 

すると、画面上部に下記の通り、Google Chromeでのファイルのダウンロード先を設定する欄が表示されます。

 

この保存先の『変更』ボタンをクリックし、ダウンロード先のフォルダを指定することで、Google Chromeでのファイルのダウンロード先を変更することが出来ます。

 

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ファイルに応じてGoogle Chromeでのダウンロード先を振り分ける

上記の方法でGoogle Chromeでのファイルのダウンロード先を変更することができますが、これから紹介するGoogle Chromeの拡張機能『Downloads Router』を利用することで、ファイルのダウンロード先をダウンロードするファイルの形式やダウンロード元のサイトに応じて、動的にダウンロード先を振り分けることができます。

 

実際にできるようになるダウンロード先の振り分けは以下のようなものです。

  • zipファイルをダウンロードする場合のダウンロード先は、『D:\downloads\zip』とする
  • Youtubeからファイルをダウンロードする場合のダウンロード先は、『D:\downloads\youtube』とする

 

Google Chromeでのファイルのダウンロード先を更にカスタマイズに興味がある方は、以降の内容もご確認いただけると良いかと思います。

 

ファイルに応じてGoogle Chromeでのダウンロード先を振り分けるための準備

Google Chromeの拡張機能『Downloads Router』を用いて、ファイルのダウンロード先を動的に振り分けるためには、いくつかの準備が必要です。

 

まずは、Google Chromeの拡張機能として、Downloads Routerをインストールする必要があります。

Google Chromeの拡張機能とは?という方は、以下で詳しく解説していますので、ご参照ください。

Google Chromeの拡張機能とは?【使い方、設定方法を解説】

 

Downloads RouterをGoogle Chromeの拡張機能としてインストール

『Downloads Router』は、Google Chromeの拡張機能サイトであるchromeウェブストアのDownloads Routerのページからインストールできます。

Downloads Routerのページで以下の『Chromeに追加』ボタンを押して、

 

『拡張機能を追加』をクリックすればDownloads Routerのインストールが完了します。

 

ファイルの形式に応じてGoogle Chromeでのダウンロード先を振り分ける方法

Downloads RouterをGoogle Chromeの拡張機能に追加できたところで、ここでは、具体的にファイルの形式に応じてファイルのダウンロード先を動的に振り分ける方法をご紹介します。

 

Downloads RouterをGoogle Chromeの拡張機能に追加すると、Google Chromeのウィンドウ右上の拡張機能のアイコン一覧に『Downloads Router』のアイコンが追加されます。

 

このDownloads Routerのアイコンを右クリックし、表示される『オプション』ボタンをクリックすると、Downloads Routerの設定画面を開けます。

 

ダウンロードするファイルの形式に応じたダウンロード先の設定は下記箇所で設定出来ます。

 

ここで具体的に設定されている内容は、以下の設定です。

  • jpegファイルは、『C:\Users\[ユーザー名]\Downloads\images』にダウンロードする。
  • pdfファイルは、『C:\Users\[ユーザー名]\Downloads\pdfs』にダウンロードする。

 

実際にpdfファイルをダウンロードしようとした際には、下記の通り、『C:\Users\[ユーザー名]\Downloads\pdfs』がダウンロード先に設定されます。

 

ファイルの形式によるダウンロード先の振り分け設定を追加する方法

ファイルの形式によるダウンロード先の振り分け設定を追加したい場合は、『Add new routing rule』をクリックし、

 

追加したい設定を下記の通り追記します。

ここでは、zipファイルを『C:\Users\[ユーザー名]\Downloads\zips』に振り分ける設定を追加しています。

 

変更した設定は、Downloads Routerの設定画面下部の『Save configuration』ボタンをクリックすることで保存されます。

ファイルの形式によるダウンロード先の振り分け設定は、MIMEの形式で記述します。

代表的なMIMEの記載方法は、『Common MIME types』に記載がありますが、その他ファイルのMIMEの形式を確認したい場合は、『ファイルの形式 MIME』等でGoogle で検索すれば確認できるかと思います。

 

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ダウンロードサイトに応じてGoogle Chromeでのダウンロード先を振り分ける方法

ダウンロードサイトに応じたダウンロード先フォルダの振り分けは、下記の箇所で設定可能です。

 

上記は、『shikafo.com』からダウンロードするファイルを『C:\Users\[ユーザー名]\Downloads\shikafo』に振り分けるように設定になります。

実際にshikafo.comのサイトからファイルをダウンロードしようとすると、下記の通り、『C:\Users\[ユーザー名]\Downloads\shikafo』がダウンロード先に設定されます。

 

Downloads Routerでの振り分け先を『C:\Users\[ユーザー名]\Downloads』以外のフォルダに設定する

Downloads Routerを利用してダウンロードするファイルの形式やダウンロード元のサイトの情報を元に、ファイルのダウンロード先を振り分ける方法をご紹介してきましたが、ここまででご紹介した方法だけでは、ファイルの振り分け先は『C:\Users\[ユーザー名]\Downloads』配下のフォルダにしか設定することが出来ません。

 

これは、Downloads Routerの設定画面の『Usage instructions』にも記載がありますが、Google Chromeの拡張機能のセキュリティ上の問題で、Downloads Routerが『C:\Users\[ユーザー名]\Downloads』配下のフォルダにしかアクセスすることが出来ないためです。

 

しかし、Downloads Routerから解決策は提示されており、シンボリックリンクを利用することで『C:\Users\[ユーザー名]\Downloads』配下以外のフォルダにもダウンロード先を振り分けることが出来ます。

 

シンボリックリンクを作成する

シンボリックリンクの詳細な説明は割愛しますが、特定のフォルダを指し示すリンクのようなものだと考えていただければ良いかと思います。

 

ここでは、具体的にshikafo.comからダウンロードするファイルを『C:\work\shikafo』配下のフォルダに振り分ける場合のシンボリックリンクの作成方法をご紹介します。

なお、先程設定したshikafo.comからダウンロードするファイルを『C:\Users\[ユーザー名]\Downloads\shikafo』に振り分ける下記設定は残した前提とします。

 

シンボリックリンクの作成には、コマンドプロンプトを使用します。

Windowsマークを押して、『cmd』と検索し出てくるコマンドプロンプトを『管理者として実行』をクリックして起動します。

管理者として実行しない場合、シンボリックリンクの作成に失敗する場合があります。

 

起動したコマンドプロンプトに以下のコマンドを入力し、Enterを押します。

『mklink /D C:\Users\[ユーザー名]\Downloads\shikafo C:\work\shikafo』

※[ユーザー名]はご自身のユーザー名を入力ください。

 

上記コマンドにより、『C:\work\shikafo』に対するシンボリックリンクを『C:\Users\[ユーザー名]\Downloads\shikafo』に作成することが出来ます。

これにより、Downloads Routerは、shikafo.comにてダウンロードしたファイルを『C:\Users\[ユーザー名]\Downloads\shikafo』に保存しますが、ファイルの実態は、『C:\work\shikafo』に保存されるようになります。

 

 

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Google Chromeのファイルのダウンロード先の変更に関するまとめ

本記事では、Google Chromeでのファイルのダウンロード先を変更する方法 をご紹介しました。

Google Chromeで頻繁にファイルをダウンロードされる方は知っておいて損のない知識かと思います。

 

本記事にてご紹介した、Downloads Routerの他にもGoogle Chromeの拡張機能には便利な機能が沢山あります。

以下の記事ではオススメのGoogle Chromeの拡張機能を紹介しているので、よければ合わせてお読みください。

Google Chromeのおすすめ拡張機能25選!【2021年版】

 

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