PCのApexでは、パッドのプレイヤーとキーボードマウスのプレイヤーが一緒にプレイするため、上記のようなパッドのエイムアシストに関する不満をよく耳にします。
本記事では、パッドを使ってPCのApexをプレイする筆者が、パッドのエイムアシストの仕様や設定などに触れつつ、これらの不満について触れていきます。
何故Apexのパッドにはエイムアシストが必要?
簡潔に結論だけご説明すると、Apexのパッドでは、レレレの折り返しのタイミング等でエイムを逆方向に入力する上、一度ニュートラルの入力を挟む必要があり、敵に照準をあわせ続けるのが困難なため、エイムアシストが設定されています。
下記で少し深掘りして、解説します。
Apexをマウスで操作した場合、照準の位置は、マウスを現在の位置から右に動かせば即座に右に動かすことができ、左に動かせば即座に左に動かすことができます。
マウスによる入力では、すでに上下左右どちらかにマウスを動かし続けている状態でも、マウスを現在の位置からどの方向に動かしたかが判断基準なため、同じ挙動となります。
Apexをパッドで操作した場合、スティックの位置がニュートラルな状態であれば、スティックを傾けた方向に即座に照準が動きます。
一方で、パッドのスティックをすでにどちらかに傾けている状態だと、傾けた状態からスティックがニュートラルな状態に戻るまでは元々傾けていた方向への入力が継続され、スティックの状態がニュートラルな状態に戻ってから本来動かしたい方向にスティックを傾け始めた時点で初めて、本来動かしたい方向へに照準が動き始めます。
上記のマウスとパッドとの入力の仕様の違いにより、パッドには入力の遅延が発生するため、その差を補うためにApexではパッド向けにエイムアシストが設けられています。
Apexのパッドのエイムアシストの仕様や設定
上記のパッドのスティック構造に起因する入力の仕様を補うために、Apexでは下記のようなエイムアシストが設けられています。
- 敵に照準が近づくと感度が低くなる
- 自分や敵が動いた際に、敵の方向に少し照準が動く
上記のエイムアシストは、プラットフォームやスコープ倍率等によって、エイムアシストの強度や仕様が変わったりします。 また、特定の状況では、エイムアシストが効かない状況もございますので、下記ではそれらについて触れていきます。
プラットフォームに関するエイムアシストの仕様
まずは、プラットフォームによるエイムアシストの違いです。 プラットフォームによるApexのエイムアシストの違いは、下記の通りです。
プラットフォーム | エイムアシストの強度 |
PC版 | 40% |
PS4, 5版 | 60% |
オートエイム | 100% |
オートエイムを100%とした場合の比率で、各種プラットフォームのエイムアシストの強度は上記の通りに変わってきます。
PC版とPS4, 5版でのエイムアシストの違いは、プラットフォームによる入力遅延の差やFPSなどの性能面での差を考慮した上で差分が設けられているものと考えられます。
スコープ倍率に関するエイムアシストの仕様
次は、スコープ倍率に関するエイムアシストの違いです。 パッドにはエイムアシストが発生しますが、下記のスコープを使用している場合は、エイムアシストが動作しません。
- 6倍スコープ
- 4-8倍スコープ
- 4-10倍スコープ
そのため、パッドプレイヤーは、上記以外のスコープの使用をおすすめします。
エイムアシストが効かない状況
上記で高倍率のスコープを使用した際には、エイムアシストが発生しないとご説明しましたが、それ以外の状況でもパッドでの操作時にエイムアシストが効かなくなる状況があります。
具体的には、下記の状況において、パッドでもエイムアシストが動作しなくなります。
- 超近距離戦闘の場合
- スモーク(バンガロール)がある場合
エイムアシストは、体が擦れるレベル超至近距離の戦闘になると、動作しなくなります。
基本的にパッドにはエイムアシストがあるため、近距離戦闘がキーボードマウスに比べて有利と言われていますが、体が擦れるレベルの近距離戦闘になると逆に不利になってしまうため、パッドプレイヤーは要注意です。
また、バンガロールのスモーク越しに敵に照準をあわせた場合もエイムアシストは動作しなくなります。 パッドプレイヤーでバンガロールを使用する場合には、その点も考慮した上で、キャラクターピックする必要があります。
結局パッドとキーボードマウスどっちが良いの?
パッドにエイムアシストが必要な理由や、各種エイムアシストに関する仕様をご説明した上で、気になるポイントはパッドとキーボードマウスどっちのデバイスが強いのかという点かと思います。
パッドもキーボードマウスもどっちもそれぞれ利点があるため、正直むずかしい問題です。
パッドはエイムアシストがあるので近距離戦闘が有利ですが、キーボードマウスではジッターエイム含めリコイル制御が容易なため中遠距離戦闘が有利になります。
これまでどのゲーム機で遊んでいたか次第でもパッドとキーボードマウスの操作感に対する慣れもあるかと思います。
また、VALORANTのようにキーボードマウスでしかプレイできないゲームもありますので、Apexで得たデバイスに対する経験値を別ゲーに活かしたいかどうかでも変わって来ます。
これまでパッド、キーボードマウスそれぞれのデバイスを利用する様々なプレイヤーとプレイして来ましたが、どちらのデバイスを使っていても強い人は強いです。
使うデバイスもそうですが、そのデバイスに合わせたプレイスタイルを見つけて行くことが大切です。
正直、自分のやりたいプレイスタイルや、これまでにどのデバイスを使ってプレイしてきたか等の個人の好みで決めて良いかなと思います。
【Apex】エイムアシストは強すぎる?まとめ
本記事では、Apexのエイムアシストについてご紹介しました。
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