字を綺麗に書けるようになる方法【たった数時間の練習でも効果有り】

  • 2019.12.01
  • 2021.04.22
字を綺麗に書けるようになる方法【たった数時間の練習でも効果有り】

手書き文字の字に悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
なんと、ビジネスパーソンの二人に一人は、自分が書く手書きの字を改善したいと考えているとのデータもあるようです。

私も自分の手書き文字を改善したいと思っているうちの一人です。
丁寧に字を書くよう心掛けていればそのうち字が上手くなるだろうと思っていましたが、たいして上手になりませんでした。

そんな中、『コミュニケーションの永久スキル ”きれいな字”の絶対ルール』という書籍をもとにきれいな字のルールについて学びながら、数時間の字の練習をしてみたところ、かなりの手ごたえを感じるほど、自分の字に変化があったので、今回はその本の概要を紹介します。

 

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字を綺麗に書けるようになる方法【たった数時間の練習でも効果有り】

何事も練習する際には、練習の末に自分が何をできるようになりたいのか、そして、そのなりたい姿になるためにはどのような練習をするのが効果的か考えることはとても重要なことです。

文字を綺麗に書けるようになるための練習でも同じことが言えます。
具体的には、以下のようなことを考えながら練習すると良いです。

  • 自分がどのような字を書けるようになりたいのか
  • 自分の字をその理想の字に近づけるためには、どこをどう直せばよいのか

『コミュニケーションの永久スキル ”きれいな字”の絶対ルール』 では、上記の項目に対してそれぞれ以下のような答えを提示してくれています。

  • 自分がどのような字を書けるようになりたいのか
    配慮のある字を目指すと良い
  • 自分の字をその理想の字に近づけるためには、どこをどう直せばよいのか
    配慮のある字の基本的なルールを学び、自分が使いこなせるようになればいい

自分で書いた字を自分できれいだと思うことも、自分に自信が持てて大切です。
しかし、それだけでは自己満で終わってしまいます。

自己満で終わらせないためには、自分で書いた字を第三者にもきれいだと思ってもらう必要があります。
そのためには、読み手が読みやすいように配慮された字を書く必要があります。

そして、この配慮のある字には、基本的なルールがあります
それを使いこなせばきれいな字を書くことができるというのが本書の内容です。

 

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字をきれいに書くことができない原因

基本的には、きれいに字を書けない原因は、以下の二つになります。

  • 脳内の正しい字のイメージが崩れている
  • イメージ通りにペンを動かすことができていない

自分がどちらのパターンに当てはまるのかを認識し、それに応じた練習をすることが大切です。

脳内の正しい字のイメージが崩れている

脳内の正しい字のイメージは、中学生ごろから崩れだすと言われています。

学生時代のテストでは、テストの回答をきれいな字で書こうと、きたない字で書こうと、読める範囲の字であれば回答に対する点数は同じです。

そのため、学生時代は、きれいに字を書くことよりも、速く字を書くことの方が重要になります。

きれいに字を書くことよりも、速く字を書くことに意識を向けていると、自分の脳内の字のイメージも速くかけるような字に変化しだします。
そして、そのイメージが定着してしまい、頭の中の正しい字のイメージが崩れてしまうのです。

こうして崩れたイメージの字をもとにきれいな字を書こうとしても、お手本そのものが間違っているため、きれいに字を書くことはできません。

崩れてしまったイメージの字は、正しいものに上書きしてあげる必要があります。

このパターンの人は、手本となるきれいな字と自分の字を見比べて、どこがどう違うのか意識しながら、字を書くことが大切です。

イメージ通りにペンが動かせていない

脳内の正しい字のイメージが本当にきれいな字になっており、その字を書こうとしても、ペンをそのイメージ通りに動かすことができなければ、きれいに字を書くことはできません。

イメージ通りにペンを動かすためには、正しい持ち方でペンを持つことが大切です。

各指には、それぞれ役割があります。
ペン先から見たときに、親指、人差し指、中指の3本の指で三角形が作られている状態が、正しいペンの持ち方です。

また、ペンを動かす速度も大切になります。

イメージ通りにペンを動かすことが得意な人は、ペンを速く動かしても、自分のイメージ通りにペンを動かすことができます。
しかし、そうでない人は、自分の能力以上の速度でペンを動かせば、その分だけ字は乱れてしまいます。

このパターンの人は、ペンの持ち方を見直し、自分がきれいに字を書けるスピードを認識することが大切です。

 

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きたない字の3つのパターン

ここからは、実際によくあるきたない字の3つのパターンを紹介して、それぞれのパターンにあった練習法を一部紹介します。

よくあるきたない字のパターンは以下です。

  • 文字の空間がつぶれている
  • 自分勝手に画をつなげたり、省略していたりする
  • 行が傾いていたリ、蛇行していたりする

自分がどのパターンに当てはまっているのかを認識して、そのパターンに合わせた対策を実施することが大切です。

字の画と画の間の空間がつぶれている

字を書くというと字のそれぞれの画を丁寧に書くことに意識が向けられがちですが、画と画の間のスペースに意識を向けることも大切です。

画と画の空間が部分的につぶれているような字は、一文字単位で見たときに全体的にバランスがとれていないため、きれいな整った 字には見えません。

実際に自分の書いた字の画と画の間のスキマに、〇を書いてみると 字の全体的なバランスが取れているか一目瞭然になります。

この種の字を改善するためには、字を書く際に、画をきれいに書くことを意識するだけでなく、画と画の間のスキマをできるだけ揃えるように意識しながら、画を書く位置を決めていくと良いです。

この練習法は、お手本の字がなくともできるため、どこでも実施できてとても便利です。
個人的には、この意識を持つことが一番の改善になりました。

自分勝手に画をつなげたり、省略していたりする

字を速く書こうとしたときには、このような字になってしまいがちです。

自分なりに画を省略した字は、自分が字を速く書くために考慮された字です。
目指すべき、読み手に配慮された字ではありません。

この種の字を改善するためには、きれいな字のルールを認識し、そのルールに従って字を書くよう心掛けると良いです。

具体的には、以下のようなことを意識することが大切です。

  • 横画の最後は、ピタっとめる
  • 折る部分はカクっと折る
  • くっつく部分は、ぴったりくっつける

丁寧に書こうという漠然とした意識ではなく、画ごとにきれいに見えるルールに従って書く意識を持つことが大切です。

行が傾いていたリ、蛇行していたりする

これまでのきたない字のパターンは、文字単位のパターンでした。

最後のきたない字のパターンは、文章単位(行や列)でのパターンです。

一つ一つの字をきれいに書くことも大切ですが、その一つ一つの字の中心を行や列単位でそろえて書くことも大切です。
揃えるのは、字の下部ではなく、字の中心である点には注意してください。

行が傾いていたり、蛇行していたりする字を改善するためには、ノートを2行使って、字を書く練習をすると良いです。
2行の間の線を文字の中心線とするイメージです。

 

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まとめ

  • 字をきれいに書くことができない原因は、『脳内の正しい字のイメージが崩れている』、『イメージ通りにペンを動かすことができない』のいずれか
  • 目指すべききれいな字は、読み手が読みやすいように配慮された字
  • 字を丁寧に書くという漠然とした意識ではなく、字がきれいになるルールを具体的に意識する

『コミュニケーションの永久スキル ”きれいな字”の絶対ルール』 では、ひらがなやカタカナの全文字ごとのきれいに見えるルール、漢字の画の種類ごとのきれいに見えるなどが詳しく紹介されています。

興味を持たれた方は、ぜひご覧になってください。

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